振動計測 レーザードップラー式振動計

レーザードップラー式振動計(LDV)とは

レーザードップラー振動計(LDV)とは

レーザーによる光のドップラー効果を利用した非接触式の振動計です。サンプルに反射したレーザー光の、周波数の変化を検知し、サンプルの振動の速度と変位を算出します。
OMS社のレーザードップラー振動計は、光源であるレーザーダイオード自体が干渉計を構成する方式であり、従来のレーザー振動計に比べてコンパクトで堅牢なデザインが可能になりました。
世界17カ国以上で多くの販売実績があり性能が証明されています。

OMS LaserPoint LP01は操作が簡単であらゆる表面に対応できる非接触レーザー振動計です。
5メートルまでの被計測物を、光学的・機械的調整無しですぐに測定できます。
出力は被計測物表面の振動速度に比例したアナログ電圧なので、オシロスコープやスペクトラムアナライザ等で直接解析できます。
また、2種類の速度レンジとローパスフィルタアレイが装備されており、出力信号を最適化することができます。
オプションでデータ収録デバイスおよび解析ソフトウェアが用意されています。


 

システム一覧

主な仕様

レーザードップラー振動計 主な仕様


  • 速度範囲      5μm/s ~ 800 mm/s  
    ※範囲外の速度も“LaserPoint”で対応可能です。
  • 振動周波数範囲   0.01Hz ~ 20kHz   
    ※20kHzの周波数も“LaserPoint”で対応可能です。
  • ワーキングディスタンス 1 ~5000mm
  • 変位範囲       0.04nm (at 20 kHz) ~ 120mm (at 1Hz)
  • オプティクス    平行光(フォーカシング不要)
  • 表面反射      被写体の直接反射
  • 信号出力         アナログ速度、 10.7MHz FM信号
  • 寸法           レーザーヘッド:24 x 11.4 x7.6cm
                                                エレクトロニックコントローラ:30 x 22 x6cm
  • 重量                     レーザーヘッド:1.4kg
                                                エレクトロニックコントローラ:3.9kg
  • レーザー波長       780nm, <15mW, クラスⅢB
                                                650nm, <1mW, クラスⅡ
  • 電源          100〜230VAC at 50/60Hz
  • 温度範囲                          3~45℃

計測事例

測定原理

推定原理

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