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非水銀式ポロシメーター(Aquapore、LEP)

非水銀ポロシメーターには、純水圧入タイプ(Aquapore)と液体排出タイプ(LEP)の2 種類あり、いずれにおいても非水銀にてサンプルの空隙率、空隙的細孔径分布を測定する事が可能です。汎用性には劣りますが、用途さえ合えば有害な水銀を使用する従来の水銀ポロシメーターを代替可能なシステムとなります。

非水銀ポロシメーター(Aquapore)

特徴

非水銀ポロシメーター(Aquapore、LEP)

Aquaporeは、有害な水銀の代わりに純水をサンプルに圧入するタイプのポロシメーターです。疎水性のサンプルに対して、容積的細孔径分布、空隙率など、水銀ポロシメーターと同等の測定データが得られる事が期待出来ます。二次電池(リチウムイオン電池)用セパレーターの孔径、空隙評価に最適です。

測定原理

測定原理

サンプルは純水で満たされた測定チャンバー内に設置されます。その際、サンプル内空隙にて親水性な部分については周囲の純水が浸透し、純水で満たされた状態となりますが、疎水性の空隙については純水が浸透せず気泡を含んだ状態となります。その状態で、チャンバー内純水にガス圧を加えると、徐々に内圧が高まり、空隙が持つ疎水性を上回る圧力がかかった空隙に純水が浸透します。純水の圧力と、その圧力で浸透する空隙の直径は以下の式で結び付けられ、それぞれの圧力で浸透した純水の重量を測定する事により、サンプルの空隙的分布(細孔径分布、細孔容積分布)を求める事が出来ます。

P= 4 γ cos θ / D  (Washburn の式)
P:圧力、γ:純水の表面張力 θ:接触角、D:細孔直径 

技術仕様

  • 最大孔径:20 μ m
  • 最小孔径:0.005 μ m(10,000psi モデル)
  • 圧力計:0 ~ 1000psi、0 ~ 2000psi、0 ~ 5000psi、0 ~ 10,000psi
  • サンプルセル:Φ 38mm × T25mm
  • 試料の種類:メンブレン、粉末、中空糸、金属焼結体
  • データ出力:細孔径分布、細孔容積、空隙率
技術仕様
技術仕様
技術仕様
技術仕様

用途

  • PE、PTFE膜など疎水性膜の孔径評価
  • 二次電池セパレーターの孔径評価
  • 二次電池電極材料の空隙評価
  • 燃料電池用 拡散層、電極などの空隙評価

非水銀ポロシメーター(LEP)

特徴

特徴

LEPは、溶媒排出型のポロシメーターです。貫通細孔のみを抽出した容積的細孔径分布、空隙率などのデータが得られ、水銀ポロシメーターとは異なる角度からの細孔評価が可能です。

測定原理

測定原理

サンプルは測定チャンバー内でメンブレンの上に設置されます。メンブレンはその最大細孔が、サンプルの最小細孔よりも小さい種類を選択します。サンプルとメンブレンの細孔は測定試液で充填されます。
サンプル一次側より加圧ガスを徐々に供給し、サンプル細孔内の試液を押し出します。試液を押し出す為に必要な圧力は、サンプル細孔直径と以下の関係にあります、サンプル細孔より排出された試液は、メンブレンを透過し二次側に設置された重量計により精密に測定をされます。ガス圧と排出された試液の重量によって、細孔容積と細孔直径の分布を計算で導出する事が可能になります。

P= 4 γ cos θ / D  (Washburn の式)
P:圧力、γ:純水の表面張力 θ:接触角、D:細孔直径 

技術仕様

  • 最大孔径:1000 μ m
  • 最小孔径:0.5 μ m
  • 圧力計:0 ~ 100psi、0 ~ 5psi( 微差圧計)
  • サンプルサイズ:Φ 38mm × T25mm
  • 試料の種類:メンブレン、不織布、スポンジ、セラミックス、金属焼結体
  • 試験項目:細孔径分布、貫通細孔容積、貫通細孔空隙率、貫通細孔比表面積

用途

  • 不織布の空隙評価
  • 生体膜、再生医療用足場材料の孔径評価
  • 燃料電池 拡散層、電極の空隙評価

システム一覧

新着情報・測定事例


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