建築業界向け画像解析
大学・研究機関と連携した豊富な実績にもとづいた、画像解析技術で
建築業界のコスト削減、業務効率化、安全性・精度の向上を実現します。
Problem
Example
ケース1
従来、ひずみや変形を測量する場合、「ひずみゲージ」などを使用して柱の表面形状をモニタリングしていました。
ただ、表面積の大きなコンクリート柱・セメント柱などは、ひずみゲージが相当数必要になります。
DICなら、非接触・非破壊検査で物体のひずみや変形を可視化。
カメラによるモニタリング解析が可能です。
解像度を上げれば、ひずみゲージの相当数に匹敵する空間分解能を得ることもできます。
ケース2
のり面傾斜の監視においては、アナログな土木測量や航空写真などを活用し、その傾斜度をモニタリングするのが一般的です。
のり面のブロックなどをパターンとして捉えて異常値を監視するDICを導入することにより、効率的な監視体制を構築できるだけでなく、異常が見つかった際には迅速な対応が可能になります。
ケース3
ダム建設現場などで砂利の粒度分布を計測する際、ふるいや目視といったアナログな方法だと、手間やコストがかかります。
特殊な光源と撮像方法、そして粒度分布計測ソフトDia.Imageを使うことで、砂利の粒度分布が一目でわかるようになります。
人員と時間をかけず短時間で砂利の粒度分布計測が可能になるほか、客観的評価による精度向上も期待できます。カメラや特殊な光源など、必要な周辺機器とともにご提案いたします。
ケース4
阪神淡路大震災クラスの大きな地震後、高層ビルの安全性を確認するには、ビル内に設置された各種センサーをはじめ、さまざまな手法で対応しています。
DICが、高層ビルの窓や模様をランダムパターンとして読み込み、大きな地震後のビルの安全性を解析。ビル外からもモニタリングすることで、より安全性の高い監視を実現します。
ケース5
回流水槽など水中で流速を測るとき、据え置き型の流量計(流速計)を水中に設置して測定するのが一般的です。
ただし、接触計測となるため流れ場に影響することがありました。
非接触式レーザー振動計LDVなら、水中に粒子を流さなくても流速の計測ができます。
水中の小さなごみを使って、流速を計測することも可能です。
ケース6
従来の送電用鉄塔の検査では、作業員が鉄塔に登ってセンサーや器具などを使い、異常音から鉄塔の部材振動観測や疲労損傷評価を行っていました。
当社のDICを導入することで、送電用鉄塔に登ったり近づいたりすることなく、部材振動観測や疲労損傷評価が可能になります。
離れた場所から送電用鉄塔をランダムパターンとして読み込み、その動きを解析することにより異常周波数を検知できます。
Solution
西華デジタルイメージは、建造物のひずみや変位の計測、粒度分布・粉体計測などが一目で認識できる「画像計測システム」を提供する会社です。
アナログな計測に頼っていた建築現場で、多くの企業で採用されている当社の計測ソリューションを活用することにより、計測調査における効率化やコストダウン、安全性の確保など、お客様のご要望や課題を解決に導きます。
非接触・非破壊検査で物体のひずみや変形を可視化できる、画像計測システムです。「ひずみゲージ」を設置しにくいボルトやバルブ、複雑な配線・配管などの検査でも容易に計測が可能。構造物全体のひずみや変位の測定を簡素化でき、調査にかかる手間やコストを抑えられます。
粒径計測、統計データや粒子間距離などの算出、マクロによる自動処理機能を実装した画像解析・計測ソフトウエアです。土砂や砂利、炭などの均一性を客観的に評価でき、目視で確認するよりも精度は飛躍的に向上。強度が求められる構造物の建築をサポートします。
空気や水、粒子などの空間平面内の速度分布を測定するシステム。PIV独自のアルゴリズムによる解析で、速度ベクトルを表すデータを簡単に取得できます。模型を使ったビル風のシミュレーションや、水害や津波から守る堤防工事における水流の変化測定などのシーンで活用が可能です。
光のドップラー効果を利用した、非接触式レーザー振動計です。被計測物に照射したレーザー光の反射具合から周波数の変化を検知し、振動の速度と変位を算出します。構造物の地震対策における実験などでの活用が期待できます。
橋梁・橋脚などのひずみ(たわみ)や変位の測定をリモートで実行できる、画像測定システムです。橋梁の下、高圧送電ケーブル、大規模な吊り上げ装置といった人が立ち入りにくい場所でも、ビデオカメラの画面内に映る場所であれば測定ポイントの水平・垂直変位を取得できます。
トンネルの断面および前後の断面状況を迅速に測定したり、収束変位量など周囲岩壁の変形を計測したりできる測定器です。ライトスポット(発破ポイント)の指示機能を持ち、トンネルの輪郭ロフティング作業も対応可能。計測における省力化や安全な作業遂行に寄与します。
Reason
西華デジタルイメージは、三菱グループの総合機械商社・西華産業株式会社からレーザー計測や
画像解析などの専門エンジニアリングとして独立した会社です。
西華産業の一部門だった時代から30年以上にわたり、
オリジナル商品を含めた信頼性の高い設備や計測システムを、
自動車メーカーや電力・化学メーカー、大学、産業技術総合研究所(産総研)など多くの顧客に提供してまいりました。
これまで蓄積した技術や経験、そして豊富な実績を生かし、
建築業界の課題やニーズに適したソリューションをご提案いたします。
西華デジタルイメージではこれまで、機械工学や建築学を専門とする大学・研究機関などと連携し、多様な画像解析ソリューションを開発してまいりました。社内にも、工学系分野の博士号取得者が在籍しており、長年培ったノウハウとあわせて、建築現場や建築関連の研究機関で必要な計測手法のご提案が可能です。
計測システムは、お客様のニーズや使用環境などによっても異なります。西華デジタルイメージでは、本当に必要なシステムをお客様と一緒に考えたうえで、カメラやソフトウエアなど必要な周辺機器とあわせてトータルでご提案。システムアップやカスタマイズ、特注品の製作を含め、すぐに使えるシステムをご提供します。
導入後も、専門の技術サポートチームが万全な体制を整えて、しっかりサポートいたします。導入直後の操作レクチャーやトラブル時の対応はもちろん、必要であれば計測の受託も可能です。博士号取得者をはじめ専門技術を持ったスタッフが、運用も含めてお客様がスムーズに活用できるよう全力でサポートいたします。
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